虚仮不実(こけふじつ)

学び

ご聴聞ありがとうございます。

本日は『虚仮不実』を学んでみましょう。
『虚仮不実』とはウソ、偽りで真実ではないこと。

私の教科書にもこのような記載があります。
「私たちが虚仮不実であり、如来が真実であるという真実」
五濁悪世に生きる私たちは
私たちが真実で、仏の世界が虚仮と勘違いしているようです。

これは私たちの傲慢、自惚れ、身勝手など自己中心的発想が
そのように考えさせてるのではないでしょうか。
素直に、自分が虚仮不実の身であると
頷いた信心の行者は
虚仮不実という一点において
常に如来の真実を感じることができます。

如来が真実なのです。
私たちが虚仮なのです。

聖徳太子もいわれたそうです。
「世間は虚仮なり、唯仏是真」
(世間は嘘、偽り、仏だけが真実である)

仏教とは世間から出世間への教えなのです。
如何に世間が虚仮であるのか。
その虚仮の世界にこだわり苦しむ。
愚かな気がしませんか😆

悩み苦しむことはないのです。
現実に見えてる世間が実は虚仮なのですから。
真実は仏だけ、仏にならなきゃわからない。

そういうことです。

あなかしこ あなかしこ

令和七年十二月二十四日
釋正信

🙏南無阿弥陀仏

ご質問、ご相談は info@yokihito.net 慈徳山得藏寺、僧侶釋正信までご遠慮なくご連絡くださいdouble exclamation 一人一人それぞれが誰かの善き人であるようにdouble exclamation 人生勉強の会、正信会(しょうしんえ)ご入会希望の方もご連絡ください😆共に学びましょう。

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